鴨ヶ浦

鴨ヶ浦目次

  1. 鴨ヶ浦 について
  2. 見どころ
  3. 付近
  4. アクセス
  5. Tiktokで情報を見る
  6. Googleで口コミを確認
  7. Twitterで情報を見る

鴨ヶ浦 について

「透明度の高さに驚き!岩礁の海岸線が続く景勝地‐鴨ヶ浦‐」

北陸地方の能登半島に位置する石川県輪島市。

石川県の県庁所在地の金沢市から、約113㎞北上した位置にあります。

輪島市といえば、「輪島朝市」が有名です。

輪島朝市は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

輪島朝市は、呼子、勝浦と並び、日本三大朝市の一つとされています。

1000年以上の歴史があり、現在も受け継がれ、概ね毎朝開催されています。

地元でとれた新鮮な魚介類や農作物、伝統工芸品を扱う出店が軒を連ね、朝8時から始まる朝市には観光客をはじめ、地元の方々も訪れ、活気にあふれています。

地元の方々と触れ合える交流の場としても、観光客に人気のスポットとなっていますよ。

輪島市といえば、「輪島塗」という伝統工芸品が有名です。

その気品あふれる美しさから、高級漆器製品として現代でも愛用されています。

芸術性の高さから調度品となると1000万以上の価値があるものも。

もちろん生活に密着した普段使いの輪島塗もありますので、輪島市を訪れたら、匠の技の伝統工芸品を実際に手に取ってみたいですね。

朝市も輪島塗も輪島市が誇る歴史ある伝承文化です。輪島市には伝承文化を受け継いだ風景もありますよ。

それは「白米千枚田」です。

日本初の世界農業遺産「能登の里山里海」にも選ばれた白米千枚田は、「日本の棚田百選」にも選ばれ、国の文化財名勝にも指定されています。

石畳みのように連なる緑の棚田と日本海の青のコントラストはまさに絶景!

日本人の心に響く原風景といえるでしょう。日本海といえば、輪島市輪島崎町にある「鴨ヶ浦」はご存じでしょうか。輪島市が誇る景勝地といえる場所が「鴨ヶ浦」です。鴨ヶ浦一帯は「鴨ヶ浦海岸」となっており、海の透明度は非常に高いことで評判です。長さは南北150mに及び、岩礁の海岸線が続きます。また、鴨ヶ浦を一周できる200mの遊歩道があり、岩礁海岸の海上散歩が楽しめますよ。

実際に遊歩道を散歩し、海の透明度の高さを実感することができます。

浅瀬の海岸ですし、岩場も豊富となれば「海の生き物」とたくさん触れ合えます。

磯の生き物といえば、蟹やヤドカリがお目見えしてくれますよ。

そんな生き物たちを楽しそうに追いかける子どもたちの姿を見かけることも。

また、シュノーケリングで海に潜るとその海水の透明度の高さを実感できるでしょう。

小魚の群れをはじめ、タイやフグなどの高級魚が現れたり、イソギンチャクなどの岩場にいる生物を触れてみたり、まして、魚や海の生き物の豊富さにも気付くことができますよ。浅瀬の内海は波も穏やかなので、夏の海水浴シーズンは大勢の方々で賑わっています。潮干狩りができるエリアもあり、地元の方の憩いの場所でもあります。また、整備もよく行き届いているので、気持ちよく利用することができます。

これも地域の方の努力のおかげですね。利用する方のマナーも良いのでしょう。

実は、こちらが穴場的海岸といわれることがあります。

それは、海なのに「プール」が存在しているからです。

海から程近く岩礁内を掘り下げて造られたプールとして君臨しています。

輪島市出身の競泳のオリンピックメダリスト山中毅さんが練習していたことで知られる由緒あるプールとのこと。

山中毅さんといえば、1956年メルボルンオリンピックの400m自由形・1500m自由形、1960年ローマオリンピックの400m自由形・800mフリーリレーで4つの銀メダルを獲得した輪島市の英雄といえる方。

そんな偉人が使用したプールとは驚きです。

このプールは、国の登録有形文化財にも指定されています。

海水が流れ込んでくる仕様となっており、「塩水プール」として現在も愛用されていますよ。

大きさは縦25m横13mと通常のプールサイズ並にあります。

昭和に造られたもので、当時の小学校のプールの授業でも利用されていたそうです。

現在も現役で利用されています。

ここでも、ある意味輪島の歴史的文化が伝承されているといえるかもしれませんね。こちらのプールは波に流される心配がないですし、飛び込みもできるので、子どもたちには嬉しい塩水プールとなっています。レーンも付けられており、本格的。6レーンは飛び込み不可とのことですよ。また、海にあるプールならではの魅力として「魚と一緒に泳げる」ことが可能なのです。鴨ヶ浦に生息しているタイやフグなどの魚がプール内にいることがあるので、それらの魚たちとの遊泳ができますよ。ここでも生き物に触れ合えるチャンスですね。

また、プールと海とのコラボレーションも見応えがあります。

「このプールが見たくてわざわざ足を運んだ!」という方もいるほど、隠れた人気を誇る塩水プールです。珍しい存在なので、フォトスポットの一つとなっています。訪れたら、カメラで写真におさめてみるのも良い思い出となりそうですよ。何とも魅力的で国の登録有形文化財にも登録されている貴重な「塩水プール」ですね。

本当に穴場的スポットです。

しかし、他にも「鴨ヶ浦」には魅力が隠されています。

まだまだ「鴨ヶ浦」の見どころをご紹介していきます。ぜひ、最後までご覧ください。

見どころ

「岩場の名前がユニーク!散歩がてら探してみよう」

岩礁が多く存在する鴨ヶ浦ですが、その岩場の名前がユニークなのが特徴的です。

まずご紹介するのは、「猫地獄」。海岸沿いに佇む巨岩が猫地獄といわれる岩場です。

かすれがかった白色の木棒が立っているので一目で分かります。

名前の由来は猫も降りるのを怖がるほどの絶壁だったとか、猫のひっかき傷があるので大量の猫の住処だったからとか、諸説あるようですよ。

「猫地獄」以外にも「大蛇の背」や「象の鼻」など面白いネーミングの岩があるので、ぜひ散歩がてら探してみてはいかがでしょうか。

鴨ヶ浦の見どころはそればかりではありません。

こちらの最大の見どころは「朝日」の美しさです。

夜が明け、水平線の彼方に朝日が光り始め、空がグラデーションに染まり、赤々と太陽が昇る頃、鴨ヶ浦は輝きを放ちます。

橋の下、海面にも朝日が映り出す様は合わせ鏡のよう。

その姿はまるで、洗い立ての太陽の光を浴びているかのようで、まさに風景に心を奪われる、そんな体験が叶うかもしれませんよ。

早い時間となりますが、ぜひ早起きをして、「鴨ヶ浦の朝日」を眺めに来てくださいね。

夏の海水浴シーズンは思う存分生き物たちに触れ合えたり、「塩水プール」を満喫したり、海水の透明度の高さ、景勝地といわれる風景の美しさを感じられる「鴨ヶ浦」ですが、冬は冬での魅力的な見どころがあります。

「極寒の鴨ヶ浦 雄々しくも美しい波の花が咲く」

それは、有名な「波の花」が見られることです。波の花とは何をイメージしますか。

それは春・夏・秋では見られない冬だけに見られる貴重な現象です。

日本海の波といえば荒々しいイメージですが、その荒々しさは雄々しく勇ましく気高い花を咲かせるのです。

極寒の寒い日に強い風が吹き、岩に打ち寄せた波が白い泡になって、まるで白い花を咲かすように舞い踊ることから、「波の花」と呼ばれています。

能登の冬の風物詩ともいわれる波の花ですが、鴨ヶ浦でも見ることができます。

極寒の荒波の厳しさから生まれる美しい花、その現象に私たちは目を奪われ、その尊さに心を奪われます。

厳冬期にしか見られませんが、季節風が吹き荒れる頃訪れると、波の花の貴重な姿を見ることができるかもしれません。

岩礁が多い「鴨ヶ浦」ならではの波の花を一目見に訪れてみてはいかがでしょうか。

いかがでしたでしょうか。

今回は、輪島市きっての景勝地といわれる「鴨ヶ浦」の魅力をご紹介しました。季節の移り変わりによって様々な表情を私たちにみせてくれる「鴨ヶ浦」です。季節のみならず、一日を通しても時間を追うごとによって自然美を見せてくれます。朝日の美しさは格別ですが、実は夕日の沈む姿も美しいのです。空がグラデーションの夕日色に染まり、どこまでも続く水平線にゆっくりと沈んでいく太陽。

夕景に染まる鴨ヶ浦を忘れることはないでしょう。

付近

「鴨ヶ浦」周辺のおすすめスポットをご紹介します。

「袖ヶ浜海水浴場」

鴨ヶ浦の西側にくだった場所にある海水浴場です。

穏やかな波と白い砂浜が続いています。

輪島市には砂浜の海岸が少ないので、ビーチパラソルを広げて砂浜での海水浴を満喫するなら、こちらがおすすめです。

日本海の夕日の美しさを象徴する海岸としても有名で、季節を問わず夕景のスポットとして人気があります。

「袖ヶ浜キャンプ場」

「袖ヶ浜海水浴場」に隣接しているキャンプ場です。

GWと夏季しか営業していませんが、「鴨ヶ浦」周辺を連日楽しみたい、アウトドアを満喫したいという方にはおすすめです。

波の音をBGMに夜を過ごせるのもこちらのキャンプ場ならではですね。

「輪島キリコ会館」

能登半島全域のお祭りで使用されるキリコを展示しています。

キリコとは切子灯篭のことで、高さも5m程あり、その大きさに圧倒されるでしょう。

輪島の伝承文化の素晴らしさを堪能できると人気のスポットとなっています。

「道の駅 千枚田ポケットパーク」

鴨ヶ浦より東側にくだった先に、日本の棚田百選に選ばれている白米千枚田があります。

白米千枚田は、石川県輪島市白米町にある棚田です。

白米千枚田を観光したら、地元の特産品を購入できる「道の駅 千枚田ポケットパーク」にも立ち寄りたいもの。

地元の名産品・特産品を取り扱っており、ローカルなお土産が購入できると評判です。

アクセス

鴨ヶ浦までのアクセス情報をご紹介します。

車ですと、「のと里山空港IC」から約30分で到着します。

公共交通機関ですと、「金沢駅」から輪島特急バスに乗り、乗車時間2時間30分ほどで、「輪島駅前」に到着します。

「輪島駅前」からのらんけバス(海コース)で「鴨ヶ浦」下車し、徒歩約5分で到着します。

または、「輪島駅前」から徒歩約30分で到着します。

輪島駅から徒歩圏内にある場所なので、市街地を散策しながら目指すのも楽しいと思います。

住所は〒928-0071 石川県輪島市輪島崎町鴨ヶ浦です。

駐車場は10台完備しています。

鴨ヶ浦から約370m徒歩約5分のところに「輪島前神社」があります。

毎年8月に行われる「輪島大祭」は郷土色の強いお祭りとして見応えがありますよ。

普通に参拝するだけでもご利益がありそうですね。

鴨ヶ浦から約450m徒歩約6分のところに「釣りイカダ」ができる場所があります。

イカダに乗って釣りをするので波に揺れながらの臨場感のある釣りを楽しむことができます。

鴨ヶ浦を訪れる前後に時間があれば体験してみてはいかがでしょうか。

(ちなみに金沢駅までは、東京方面から金沢駅までのアクセス「北陸新幹線」で約2時間半

大阪方面から金沢駅までのアクセス「サンダーバード」で約3時間

京都方面から金沢駅までのアクセス「サンダーバード」で約2時間20分です。)

Tiktokで情報を見る

Googleで口コミを確認

Twitterで情報を見る