曽々木海岸

曽々木海岸目次

  1. 曽々木海岸について
  2. 曽々木海岸の見どころ
  3. 曽々木海岸の周辺
  4. アクセス方法
  5. Tiktokで情報を見る
  6. instagramで情報を見る
  7. Googleで口コミを確認
  8. Twitterで情報を見る

曽々木海岸について


曽々木(そそぎ)海岸は、輪島市街から珠洲方面に約20km海岸線を走ったところにある、能登半島を代表する景勝地です。

町野川の河口から垂水の滝までの約2kmの荒々しい海岸線で国の名勝および天然記念物に指定されています。

海と岩の自然豊かな風景と波による浸食で出来た奇岩が特徴で日本海の厳しい荒波が作り出した断崖を見に全国各地から観光客も訪れています。

海岸線の背後に岩倉山があり「能登の親不知」とも言われ人々の往来をかつては阻まんでいたとされています。

曽々木海岸のシンボルともいえる「窓岩」は直径2メートルほどの穴が開いている大きな岩でその穴に夕日が入り込むときが最大のシャッターチャンスです。

この窓岩をはじめ曽々木海岸には奥能登曽々木パワーゾーンと呼ばれるパワースポットが一帯に点在しており、神仏のパワーが集結しているとされています。

窓岩から東へ少し歩いたところにトンネルがり進んでいくと奥行き70メートルで奥に不動明王が鎮座する福がある洞窟「福が穴」があります。この不動明王は岩窟不動として人々の願いが叶えるために気を解き放っているとされています。

昭和32年に公開された「忘却の花びら」のロケ地として知られ主人公とヒロインがキスをしたことから由来された“通れば恋をかなえる”と言われている「せっぷんトンネル」もこの一帯にあり、洞窟には人工のハート型のイルミネーションがあります。

またトンネルを抜け霊山である岩倉山を登り標高170メートル付近に自然神を彫った子宝を恵むと言われている「千体地蔵」があります。

自然の崖肌が風化で地蔵に見えているもので大自然が作り出した光景です。

パワーゾーンを抜けたとことにあるのが輪島市と珠洲市のちょうど堺にある八世乃洞門トンネルのすぐそば「垂水の滝」です。

能登では珍しく山から海へ直接注ぎ込み滝で落差約35メートル、1年中枯れることなく注がれ真冬の風が強い日には日本海からの強風に煽られて滝の水が吹き上がることから別名「吹き上げの滝」とも呼ばれております。

能登の冬の景勝として「波の花」が知られています。

波の花は季節風が強い日に岩に打ち寄せた波が白い泡になって雪のように海岸を覆いつくす現象で曽々木海岸でも多く目撃されております。

海中に漂う植物性プランクトンの粘液が冬の荒波にもまれてこうした白い泡になるともいわれ海が汚染されていない能登の日本海の環境も適しているといわれています。

この波の花を歩きながら眺めることができる「波の花遊歩道」あるが2007年に起きた能登半島地震の被災の爪痕がまだ残っており現在は通行不可となっています。

歴史的に語られるのが先に述べたように「能登の親不知」といわれたこのエリア、もともとは断崖絶壁の地で、人々は岩倉山を通る大きな迂回路で時間を費やして回るか、絶壁の道を岩をつかまって渡っていたが毎年あやまって海に落ちて命を絶つ人があとを絶たなかったとのこと。

安栄9年(1780年)に麒山瑞麟和尚が開道を決意し13年の年を費やしひとすじの道を通したとされています。

毎年5月11日はその功績をご供養する麒山祭が行われます。

また窓岩の付近にある曽々木ポケットパークにはこの開道記念に建設された石像があります。

駐車場は何か所かあり、輪島寄りでは窓岩ポケットパーク内にあります。

駐車スペースも十分ありお手洗い、電気自動車の充電スポットも備わっています。

窓岩を見たい場合などはこの駐車場に停めるのをおすすめします。

八世乃洞門トンネル手前にある曽々木ポケットパークにも停めてから散策などができます。

福が穴やせっぷんトンネルなどが近いのでパワースポットを巡る方にはおすすめの駐車場ですがお手洗いはないので注意が必要です。

珠洲寄りでは垂水の滝の駐車場があります。

こちらはお手洗いはありますが、遊歩道は通行止めとなっているので垂水の滝を見る方に目的は限られています。

訪れる方々は様々ですが、観光客が一般的に多く訪れている印象があります。

路線バスも通ってはいますが車または観光ツアーバスが多いです。

輪島の朝市・千枚田といった輪島を代表する観光地を訪れ、日本3大パワースポットの一つ「青の洞窟」や「見附島」近くでは「道の駅すず塩田村」といった珠洲の人気観光地向かうまでの道中の立ち寄り地で利用するケースも多いです。

東京や大阪といった大都市から奥能登一周の観光ツアーも大変人気があり、2~3日かけて能登を周遊するコースで観光バスで賑わいを見せています。

輪島市の観光拠点として市もライブカメラを設置しています。

窓岩周辺を常に見ることができ波打ち際の激しさやサンセットの風景など外から様子を見ることが来ます。

輪島市のHPから見ることができ曽々木海岸以外にも全5箇所に設定されています。

曽々木海岸は輪島の中ではメインというほどの観光地ではないが海と岩がおりなす自然美を堪能でき、パワースポットとしても見どころが多く一言では言い尽くせない魅力多い海岸です。

曽々木海岸の見どころ

曽々木海岸では奇岩をはじめ自然が作り出したもの自体に魅力があることはもちろんですが、見どころはその季節や気象条件が整ったことで生じる現象が見どころといえます。

いつでも行けば見れるではない偶発的なものが数多くあります。
曽々木海岸の見どころとしてまずあげられるのが「窓岩」

曽々木海岸で調べればまずこの窓岩が夕日に重なった写真が出てくることでしょう。

まさに曽々木海岸のシンボルとして多くの方が訪れるスポットです。

窓岩は約1500万年ほど前の火山噴火によって出来た流紋岩でこの大きな岩の中に直径2メートルほどの穴が空いています。

これは日本海の荒波によって自然に削られたもので海岸からは窓のようにみえることから窓岩と名付けられました。

年中見れるわけではないが、よく写真に撮られる夕日が沈むときにこの穴と重なり幻想的な風景となるのは春と秋で特に空気が澄んでいる10月から11月がチャンスとのこと。

輪島こうしゅうえん、ランプの宿といった日本でも有数の人気宿泊地が車圏内であり宿泊を兼ねて是非見てみたい風景です。

周辺の海岸は、冬の風物詩として知られる「波の花」が発生するスポットとしても有名な曽々木海岸。

白い泡状の「波の花」が、強風に煽られながらフワフワと浮遊する様子は一見の価値ありです。

冬のしか見ることができないうえ寒く海が荒れた波の高い日という条件を満たしていないとこの自然現象は起きない非常に希有な現象のためその光景を見られた人はかなりの幸運の持ち主といわれています。

散策しながらでも岩場に打ち寄せられた波の花を確認することもでき海に白い泡が打ち出される光景を圧巻です。

この海岸線、車で走っていると何気なくすぎてそのまま通り過ぎそうですがその中でも目に付くのは「垂水の滝」です。

この滝が全国的にも珍しいとされているのは絶壁から直接海に流れ込んでいるという点です。

落差35メートル、別名「吹き上げの滝」とも呼ばれ厳冬期の強い海風が吹く日は、滝が重力に逆らい、空に向かって上り始め、時には、滝口からそのまま真っ逆さまに吹き上がる。

この逆さ滝は冬の風物詩とされているので冬に訪れる際は滝口まで見に行くことをおすすめします。

冬は荒々しい日本海のイメージそのものですが、夏は実は穏やかです。

海の透明度も高く海水の綺麗さなどは外浦ならではのもの。

窓岩の近くでは砂浜もあるので海水浴もできます。ただしシャワー室や更衣室といった設備はありません。

曽々木海岸の周辺

曽々木海岸の周辺には民宿が多数あります。

「曽々木海浜ホテル」「佐竹屋」「横岩屋」「北野屋」「堀井屋」「とねや」等徒歩圏内だけでもずらりと並びます。

車圏内では観光地も多くあり、まず輪島の名所「輪島の朝市」と「千枚田」。車で30分圏内にあります。

輪島の朝市は日本三大朝市の一つとされ、360メートルの通りに200店以上の露店が並びます。

輪島で獲れた鮮魚だけでなく工芸品や野菜なども売っており観光客でにぎわっています。

千枚田は世界農業遺産に登録され、国の名勝にも指定された能登を代表する観光スポットです。

小さな田が多数重なり日本海側に1004枚並ぶ棚田で、10~3月にはイルミネーションイベント「あぜのきらめき」が毎年開催され若い方を中心に美しい夜の風景も楽しむことができます。

曽々木海岸の近くに車で5分ほどのところに「南惣美術館」があります。

旧家である南惣家の所有する美術品や工芸品を米蔵を改装し展示しています。

この美術館は歴代当主が収集した美術品を公開するために1971年(昭和46年)に開館し絵画は俵屋宗達、円山応挙、長谷川等伯、雪舟、与謝蕪村、狩野探幽。書は後鳥羽天皇、後花園天皇、千利休、小堀遠州、沢庵和尚、松尾芭蕉、頼山陽。茶道具が本阿弥光悦、野々村仁清。

西郷隆盛、乃木希典、東郷平八郎という軍人コーナーもあります。

アクセス方法

車でのアクセスですが、金沢駅からは無料道路のと里山街道「のと里山空港IC」で降りてから約40分です。

富山方面からは能越自動車道で七尾城山ICからのと里山街道に乗れば上記と同様です。

公共交通機関利用の場合、金沢駅から輪島特急バスで「輪島駅前」で下車し、輪島駅前から路線バス(町野線)で「曽々木口」下車し徒歩すぐにあります。

輪島特急バスは金沢発で1日8本1時間~2時間に1本動いており大人2,300円、小人1,200円となっています。

遠方からであればレンタカーがおすすめです。金沢駅はレンタカー業者が多くあるので予算や車種に合わせて選ぶことができます。

宿泊先が和倉温泉であれば和倉温泉駅や温泉街にもレンタカー業者があるので活用するのもおすすめです。

和倉温泉からだと1時間半くらいで曽々木海岸につくことができます。

和倉からであれば定期の観光バスも走っており、北陸鉄道株式会社の「おくのと号」があります。

輪島朝市・輪島キリコ会館・千枚田を経由したのち、垂水の滝で約40分間降りることができます。

道の駅すず塩田村・青の洞窟・見附島と奥能登の名所をぐるっと一周して見ることができ大人7,000円子供5,300円で乗車できます。

日程に余裕があれば予約制ですが定期観光バスの利用も面白しろいと思います。

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